2009年度の相談件数は17件、2010年度は17件、2011年度は40件、2012年度は57件、2013年度は56件、2014年度は156件です。2013年度の2014年度と同時期の相談件数は48件です。
宅配の保管サービス付きクリーニングに出した。引越しのため、送付先の変更の連絡をしたところ、受け取っていないと言われた。その後再度事業者が調べたところ紛失したようだ。連絡が来ず、対応が悪い。
ワンピースのクリーニングを依頼したつもりが、パーティードレスだと判断され、5倍以上の金額の請求をしてきた。キャンセルを申し出ても応じない。
2、3週間で返却と言われたが戻って来ないため連絡したところ、半年かかるというので早急に対応するよう依頼した。戻ってきたダウンジャケットの袖口の汚れが落ちていないので苦情を言ったが対応しない。
ドライクリーニング不可なのに行って生じたクリーニング事故について自社の規約で補償上限額が1万円と言われた。
紛失事故で問い合わせたところ、録音テープでネットで問い合わせるように言われたのでネットで問い合わせたが連絡が来ない。
店舗型では、消費者とクリーニング業者の衣類の受け渡しが同時に行われますが、ネット宅配型クリーニングでは、事業者の確認体制が不十分なことにより、紛失のトラブルが起きています。他にも「まとめてクリーニングを依頼したところ、一部が戻ってこない」といった相談も寄せられています。
衣類の種類にかかわらず「○○点で○○○円」「1袋で○○○円」という価格設定の事業者もありますが、衣類の検品の際に一方的に種類、価格などを設定されてしまい、しかも解約困難といった相談が寄せられています。クリーニング後でもまだ汚れが残っていた場合、店舗であれば消費者が出向いて、実物を見せて交渉することができますが、ネット宅配型クリーニングでは事業者が遠隔地のケースも多く、直接出向いて消費者が交渉することが難しくなっています。
衣類のき損や紛失と言ったクリーニング事故において、事業者独自の賠償基準による対応のためトラブルになっているものが目立ちます。それ以外にも事業者に連絡しようとしたところ「メールで問い合わせてほしい」や「その後連絡が取れなくなった」などといった相談も寄せられており、事業者の苦情対応に問題がある事例が見受けられます。
*抜粋::国民生活センター
【新クリーニング表記(28/12/1〜)】
今はドライコースがついている高性能の洗濯機や、デリケートな衣類専用の洗剤も出ているため、家庭でも多くの種類の衣類を洗濯できるようになりました。ドライクリーニング推奨表示の衣類も洗うことができますが・・・・・プロの手を借りた方がいい衣類の紹介です。
ジャケットや背広などは、仕上げをきちんとしないと型崩れや縮みを起こしてしまいます。失敗すると元に戻すのは難しいため、家庭での洗濯は避け、クリーニング店に任せるのが賢い選択ですよね。
ちりめん素材、ジョーゼットやクレープなどのシボ織物などには、水につけただけで急激に縮んでしまうものがあります。特殊な衣類は、家庭で洗濯せずプロに相談するのがオススメ。その方が、大事な衣類を長持ちさせることができますね。
取り扱い表示がなく、どうやって洗っていいか分からないものは、自己判断で洗濯せずに必ずクリーニング店に相談しましょう。上手く洗う自信がないものも然りです。とくに、革製品などはプロでも難しいジャンルなので、家庭での洗濯はNGです。
同じ衣類を頼んでも、クリーニング店によってその料金は変わってきます。そこに明確な基準はありませんが、その多くは素材の違いやクリーニング工程にかかる手間によって違いが出てくるようです。
まず、カシミヤなどの獣毛製品。これは、どのお店でも割り増し対象になることが多いです。なぜなら、収縮などのトラブルが起こりやすいため、機械によるクリーニング作業が行えないから。おのずと手作業が増えるため、その手間賃がプラスされる訳です。シルクや麻製品などにも、同じことが言えます。特殊な衣類の中でも、とくに高度な技術を必要とするのが革製品。クリーニング店で対応しきれない場合、専門の業者に外注をしているそうです。外注に出している分、料金も高額になります。
ドライクリーニングの洗浄工程は、ドライ洗浄→乾燥→仕上げ。ドライ溶剤で洗浄し、脱水した後に回転乾燥機で乾燥させるのが一般的です。しかし、素材や衣類の付属品によっては、このクリーニング工程を使えないケースもしばしば。縮みや付属品が破損する可能性があるときは、よりデリケートな洗浄工程が求められます。その場合、他の衣類とは別ロットで洗浄することになるため、その手間賃が余計にかかることになるのです。
基本的に、人の手が多くかかる方が料金は高くなります。しかし、その分仕上がりのクオリティーが高くなるのも確か。安いクリーニング店は、本来行うべき工程や人件費をカットして、業務にかかるコストを抑えて低価格を実現しているものです。クリーニング店を選ぶときは、料金だけでなくそういう背景も押さえておくと良いでしょう。
仕上げ方法は、クリーニング店によって大きく違いの出る部分です。低価格が売りのチェーン店や、取次店を多く持つの大型クリーニング工場で採用されているのが「自動仕上げ機」。これはトンネル仕上げと呼ばれ、コンベアーに乗せた衣類のシワを蒸気で伸ばし、冷風を当てて固定する工程。処理スピードが速く、短時間で多くの衣類を仕上げられるのがメリットです。最後に状態をチェックし、シワが伸びていない場合は手作業でプレスをやり直したりするようです。仕上げに手作業が入る場合は、その分コストが高くなります。あまりにも安価のクリーニング店の場合、この手作業工程をすべてカットしている場合があります。
コートなどに付属しているベルトやフード等は本体と一緒に一点としてカウントします。
紛失や破損などの損害となってしまった場合に備え、クリーニング賠償問題協議会が定める賠償基準に準拠した宅配クリーニング業者をおススメしています。
クリーニングによってお客様の物が痛んでしまうと判断した場合、クリーニングせずに返送させて頂きます。
現在リネットのみ⇒利用の流れ
ワイシャツは、ネクタイ着用のためのシャツ(サイズ4L以内)が該当します。ボタンダウンのワイシャツもこちらに分類されます。シャツは、一般的なカジュアルシャツが該当します。
集荷前の注文に限り、キャンセルが可能です。
可能です。
LDマークとは、全国クリーニング生活衛生同業組合が作成した、加盟店を表すマーク。「L」は「Laundry」、「D」は「Drycleaning」を表しています。加盟店は、クリーニング総合研究所で研究した技術の指導を受けているようです。また、LDマークのお店では、トラブルが発生して賠償などが生じた時、「クリーニング事故賠償基準」に基づいて対応を行います。
Sマークとは、厚生労働大臣の認可を受けて設定されている標準営業約款制度に基づいて営業しているお店につけられます。クリーニング店だけでなく、理容店や美容室、飲食店などにも導入されているマークです。Sマークの「S」は「Safety=安心であること」「Sanitation=清潔であること」「Standard=確かな技術であること」。